IRカットフィルター(赤外線カットフィルター)とは、デジタル画像の特徴である赤外(赤色発生)部分をカットし、より人間の目と同じ色彩を映し出すために必要な光学フィルターです。その為、デジタル撮影機器(デジタルカメラ、携帯電話用カメラ、ビデオカメラ、車載カメラ、監視カメラ、業務用カメラなど)には必ず使用されています。
最近の画像撮影デバイスは高密度化が進み画素も小さくなっております。タナカ技研ではクリーンルームでの成膜のため、膜内異物管理がされ、現状では点欠点10μm対応も可能です。したがってデバイスの能力を落とすことなく、使用が可能です。
また、社内で膜設計を行っていますので、お客様の細かな光学分光特性にも対応でき、光学特性異常発生時には光学特性から逆シミュレーションを行なうことにより、いちはやく異常な膜を割り出すことが可能なため、トラブル対応も素早く行えます。
■特徴
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■用途例
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■蒸着方式 IRカットフィルターの分光特性
■光学特性(標準タイプ)
■蒸着基板
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■外観仕様
■厚み
■梱包形態
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タナカ技研では各種CD/DVD/BR光ピックアップ用ミラー・プリズム、プロジェクター用などの光学部品を長年培ってきた脆性材料の精密加工技術を駆使して高品質、ローコストで製造しております。光学特性、製品形状については、お客様のご要望に応じて対応致します。
■用途 プリズム・ミラー
■切断範囲
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■用途 プリズム・ミラー
■切断範囲
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タナカ技研のカバーガラスは高性能・高品質でありながら低価格を実現した製品です。両面に高性能の低反射防止膜を有しており、当社独自開発の撥水・撥油コートを施す事により、110°以上という撥水・撥油性能が特徴です。
タナカ技研のカバーガラスに施している印刷は±0.2以下という精度で生産可能です。
また、開発・試作から量産まで中国工場で一環で生産できる体制を整えております。
様々な携帯電話メーカー様への納入実績があり、カメラメーカー様にはファインダー部分やレンズユニットのカバーガラスとして採用頂いている実績もあります。
■用途 カバーガラス
■光学特性
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RGBフィルターは光の三原色の特性を個々の撮像素子に振り分けて使用する場合に必要なフィルターです。モジュールの高画素化に伴ない、外観品質の要求レベルが高まっております。
タナカ技研では環境の整備されたクリーンルーム内で製造した、高透過特性、高遮断特性のRGBフィルターを外観品質10ミクロン対応で生産致します。
■用途 RGBフィルター
■蒸着方式
■光学特性
T=400〜465nm Tmin≧85% T=495±10nm T=50% T=525〜1000nm Tmax≦5% T=1000〜1100nm Tmax≦10%
T=400〜465nm Tmax≦5% T=525〜545nm Tmin≧85% T=495&575±10nm T=50% T=605〜1000nm Tmax≦5% T=1000〜1100nm Tmax≦10%
T=400〜545nm Tmax≦5% T=605〜625nm Tmin≧85% T=575&650±10nm T=50% T=700〜1100nm Tmax≦5% T=1000〜1100nm Tmax≦10% |
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